今回の作品はいかがでしたか?マーシャの手紙は読みましたか? エルガー博士に渡した手紙じゃありませんよ。それから、さいごの 説明を少々。ケニーはあのあと、エルガー博士にジェリーとロイが 1945年から来たことをききました。そこで彼は、シカゴで カサブランカ社を設立したのち、自分も彼らを追って1945年に 行くことをかんがえました。博士の話ではカサブランカ社はシカゴ で一番の新聞社になっているようだし、持ち株と現金を銀行に預け ておけば、配当と利子だけで未来での生活はできそうです。 それよりもジャーナリストとして、30年後を自分の目でたしかめ たい気持ちの方が強かったのです。彼は博士にたのんで機械を処分 する前に、会社を設立した後の自分を1945年に送ってもらうこ とにしました。結局、2年後の自分を送ることになったのです。 もちろん2年後の自分は、それを知っていますから用意を怠るよう なことはありませんでした。ただ一つの失敗は、父親ゆずりの背広 をきて行ったことでした。彼の父親が生前、たいそうにじまんして いた背広は、当時流行の高級品だったのですが・・。 あっ、そうそう。大切なことを忘れていました。その後、エルガー 博士の死によって、軍にとって必要のなくなったメイ・エルガーは ぶじ帰ってきました。父親を亡くした彼女のさびしさを、いやした のは、ケニーが語る若き日のマーシャの話だったのです。 おや?もう最後になりました。二人のロマンスの話は、いずれまた 別の機会にでも・・・。 Thanks for your ADVENTURE MIND. We hope to see you again. ♯3 AS TIME GOES BY. 「カサブランカに愛を」