は〜りぃふぉっくす

 マイクロキャビンのアドベンチャーゲームです。

 ロムスの森というところに、仲のいい母子ギツネが住んでいました。
 あるとき、子ギツネはロムス病という病気にかかってしまいました。ロムス病は、かかったら絶対になおらないという恐ろしい病気です。
 どうすることもできない母ギツネは、むかしおばあさんギツネに聞いた、「ロムス病は、リール神社に隠されている油揚げを食べさせればなおる」という話を思い出すのでした。

 本作は、そのほのぼのとした作風から幅広いユーザー層に支持されました。その人気を受けてか、その後、続編の『は〜りぃふぉっくす 雪の魔王編』、さらにストーリー的なつながりはないものの、同じ路線ともいえる『セイレーン』の2作品が制作されています。
 残念ながら、マイクロキャビンは『めぞん一刻』などのアニメ系アドベンチャーに力を入れるようになったため、『セイレーン』を最後にオリジナル作品は作られませんでしたが、いまだにリメイクを求める声の絶えないほど、当時のユーザーにとって『は〜りぃふぉっくす』シリーズは印象深い作品でした。

 考えてみれば、子供を救うために命がけで奮闘する母親(キツネですけど)が主人公のゲームというのも珍しいですね。映画などではよくある設定ですが、ゲームになるととたんにこうした設定がなくなるというのも、面白い話だと思います。なんとなく理由の想像がつくので、あまり追求したくはありませんけど(笑)。

 ゲームとしては、そう難しくないと思います。いくつか思いつきにくいコマンドがあったり、受けつけてくれるコマンドの種類が少ないということもありますが、なんとかなるレベルでしょう。
 マップも簡単、というよりほとんど一直線なので迷うこともありません。さらに移動することのできる方向がグラフィックスで表示される親切設計となっています。

攻略テキストです。プレイできる環境がいまだにある方は、よろしければどうぞ。

88版。中身はすべて同じものです。
確認していませんが、他機種版でも応用可能だと思います。


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